令和7年4月、農林水産省より骨格粗大症(SD)に関するプロファイルシート及び、モニタリング検査の必要性が示されました。
骨格粗大症(SD)とは
これまで和牛の改良では、「増体の良い牛」が1つの目標として選抜されてきました。
近年の研究により、その増体の良さと骨格粗大症が密接に関係していることが分かってきており、骨格粗大症は改良を重ねる過程で定着してきたと考えられています。
骨格粗大症は遺伝的変異を持つ数に応じて、保因牛(ヘテロ)と発症牛(ホモ)の2タイプに分けることができます。発症牛では関節の肥大などの骨格異常、肩つきが悪いなどの特徴がみられ、これらは難産率の上昇や枝肉成績の低下など経済的損失を引き起こす場合があります。一方、保因牛であれば外見上の異常は認められず、枝肉重量が増加する傾向にあるというプラスの側面を持ちます。
「遺伝的不良形質ではなく、交配に留意すべき遺伝的形質」(プロファイルシート参照)
「種雄牛か繁殖目図牛のどちらか一方が正常牛であれば、発症牛は生まれない」
という点から、保因状況を確認のうえ、計画的な交配を行うことでリスクを避けながら増体のメリットだけを生かすことができます。 なお骨格粗大症の詳細につきましては、農林水産省より公表されている以下の資料もご参照ください。
これらを受け、当人工授精所では繋養中の種雄牛を対象に骨格粗大症に関する遺伝子検査を実施し、個体ごとの状況を確認しております。
検査結果につきましては、以下よりご覧ください。